スマホ斜視/内斜視の危険性

updated: 2025年8月7日

一日に、どのくらいの時間スマホを見ていますか?

連絡のやりとりや調べもの、動画にゲーム。
気づくと時間が過ぎていて、長時間スマホの画面を見続けていた、という事があるのではないでしょうか。

スマホの画面と眼の距離は、平均18cmと言われています。

本を見ているときや文字を書いているときは、約35cm。
そう考えると、かなり近いですよね。

近いものを見つめているとき、眼球は内側を向きます。(寄り眼の状態)

その状態のまま長時間、眼球を固定し続けていると…

眼球の動きを調整している眼筋が固まって、動きが鈍くなってしまう筋肉が出てくるのです。

結果、斜視が発生して、物が二重に見えるようになることがあります。

これが、『スマホ内斜視』です。

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このスマホ内斜視は、幅広い世代で症状が見られますが、
特に、16歳くらいをピークに、中高生が多いと言われています。
小学生でも、発症するリスクがあります。

急性期であれば、長時間の使用を避けたり、こまめに休憩をとるなどでも改善が見込まれる場合もありますが…
いきなり今までずっと触ってきたスマホを、使わないようにすることは難しいですよね。

もしくは、ボトックス注射で眼筋を調整することでも可能ですが、
これは3ヶ月程度しか効果がないため、期間を過ぎれば元に戻ってしまいます。

急性期を過ぎて、長い期間にわたって斜視の状態が続いていた場合は、手術となります。

日帰りで出来るタイプの手術ですが、大変ですよね。

 ●画面から、30cm以上離して、良い姿勢で、遠くを見る
   寝ながらや、満員電車内では特に近くなります。
   絶対にやめましょう!

 ●30分ごとに休憩する
   ダラダラと見続けない!

 ●休憩は、画面から30秒以上、眼を離すこと!

 (日本弱視斜視学会などの提言)
※アメリカでは、更に厳しく、20分ごと休憩が推奨され、実践されています。

一日の使用時間は、3時間程度に留めるようにしましょう。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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