妊娠中の腰痛

updated: 2020年10月1日

妊娠中の腰痛

妊娠中に腰を痛められ、出産後にかなりひどくなられてから来院されるケ-スが非常に多いことに気がつきました。

妊娠中の腰痛の原因としては、おなかが大きくなることによる力学的(腰のそりが強くなるため腰椎、骨盤にかかる負担が大きい)要因と、ホルモンによる影響が考えられます。

妊娠中や生理前には卵巣ホルモンの一種であるリラキシンというホルモンが分泌されています。

]このホルモンは骨盤の筋肉や靭帯、恥骨結合(繊維軟骨)等をゆるめる作用があります。

出産時は赤ちゃんが産道をスム-ズに通れるよう、骨盤の関節をやわらかくするしてくれるのです。

このホルモンの影響で靭帯が過剰に緩んでしまい、関節は可動域が広がります。

特に仙腸関節は緩みすぎるとなかなか修復することは出来ません。

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緩んでしまった関節をカバ―するため筋肉には過剰なストレスがかかり硬くなります。

体重が増え、力学的に腰のそりがきつくなるためさらに痛みは増します。

カイロプラクティックの治療ではうつぶせになることが多いこと、

妊婦さん自信がカイロの治療は怖いものという思い込んでいる方が多いのです。

そのため、妊娠中に来院しようという方が少ない、というのが現状です。

カイロプラクティックの治療の中でSOTテクニックというのがあります。

緩んでしまった仙腸関節をしめ、安定させる、抜群の効果があります。

当院では出産後にこの治療をうけられ腰痛が改善された方がたくさんおられます。

最大の利点は妊娠中おなかが大きくても、仰向けのままで治療ができること。

安全でソフトですので身体に負担がかかりません。

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