炭水化物は3食摂ったほうが良い理由(1)

updated: 2025年6月10日

朝は食欲がない、無理に食べるとしんどいから…
晩遅くなったし、野菜やたんぱく質は食べたから…

そういう理由で、炭水化物を抜いていたりしませんか?

前回、脂肪を燃焼するために必要なことでも、炭水化物をとることをお伝えしました。

【理由】
消化された食べ物の栄養素は、眠っている間に小腸から吸収され、身体の修復に使われます。

ですが、栄養素はそのままでは使えません。
酵素を使って、修復に使いやすい形に変換していくのですが…

酵素の使用・変換には、エネルギーが必要になります。
そのエネルギーの元となるものが、糖質(炭水化物)なのです。

糖質は、肝臓に蓄えられ、眠っている間に徐々に使われていきます。
そして、朝を迎えるころには肝臓のタンクは空っぽとなるのです。

●晩の炭水化物を抜いたら?●
せっかく摂った栄養素は、糖質が一緒に入ってこなかったことで使えなくなり、身体の修復は不十分になります。

肝臓の糖質タンクも、昼摂った後に使用していってるので、わずかな残りしかありません。

睡眠も、エネルギーを消費します。

結果、糖質が足りなくなり、身体は低血糖状態となってしまいます。

そのまま眠り続けると命の危険があるため、身体を守ろうとして、なんとか起こそうとする…

そのため、夜中に突然目が覚めたり、悪夢にうなされたりするなどして、眠りが浅くなるのです。

●晩は食べたとしても、朝を食べなかったら?●
眠っている間に空になった肝臓のタンクに、新しい糖質が入ってこないのに活動しようとしている。

その状態では危ないので、身体は別のところから糖を作りだし、使おうとします。

その場所が筋肉です。

筋肉がやせ細ると、熱を生み出す力が弱まるため、身体は冷えを感じやすくなります。

基礎代謝も落ちます。

また、筋肉には水分を溜め込む役割もあるので、身体の水分量も減ることになります。

脱水症状を起こしやすくなったり、足がつる(こむら返り)のも起こりやすくなるのです。

●朝食抜きで昼食をとったら?●
身体の内部は、飢餓状態に陥っていることになります。

反動で、食欲スイッチが入ってドカ食いをしやすくなりますし、
次に同じ状態になったときに備えて、必要以上に脂肪に変えて蓄えようとするのです。

血糖値は急上昇と急降下を起こすので、急激な眠気に襲われることにもなります。

いい事なんて一つもないですよね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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