豆乳のメリットとデメリット(2)

updated: 2025年5月20日

前回、豆乳にふくまれる栄養素や効果、摂取するメリットをお伝えしました。

だからといって、大量に摂取することで発生する問題もあります。

では、どんなことが挙げられるでしょうか?

【デメリット】
ホルモンバランスの乱れ
  大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造を持ちます
  不足気味の場合は役立ちますが、過剰に摂取するとバランスが乱れます
  生理不順や月経過多、胸の張りが強くなるなどの症状が出ることも…
  乳がんのリスクを高める可能性も指摘されています

肌荒れ、吹き出物が出やすくなる
  上記のホルモンバランスの乱れが原因です
  増えすぎた女性ホルモンとのバランスを整えようとして、
  男性ホルモンのレベルを上げようとする働きが起こります
  皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まり、肌の炎症が起こりやすくなります

甲状腺機能の低下のリスク…〈女性の場合〉
  大豆にふくまれる 『ゴイトロゲン』 という成分は、過剰摂取すると
  甲状腺ホルモンの生成を阻害する可能性があるとされています
  代謝の低下、倦怠感、体重増加などの症状を起こします

男性ホルモン(テストテロン)の活動が抑制される…〈男性の場合〉
  適量であれば、AGA(男性脱毛症)の予防に役立つ可能性がありますが、
  過剰に摂取すると、筋肉量の減少や性機能の低下に繋がるリスクがあります
  
下 痢
  便を柔らかくする効果のあるマグネシウムがふくまれているため、
  摂り過ぎると下痢を引き起こすことがあります

消化不良
  緩やかの吸収され腹持ちが良いという事は、消化されにくいということです
  大量だと、胃腸に負担をかけてしまうことになります
  長く腸に留まることで発酵し、ガスが発生する原因となります

カロリーオーバーで太ってしまう
  無調整のもので、コップ一杯あたり約90kcal
  飲みやすくするための砂糖などを添加した調整豆乳だと、約130kcal
  コーヒーや抹茶、果汁を混ぜたものだと、高いもので150kcal
  お茶碗1杯分のご飯が約234kcal なので、摂り過ぎは太る原因に…

アレルギーを発症する可能性がある
  少量だと何事もない場合でも、大量に摂取すれば、
  アレルギー症状を発症することがあります
  特に、シラカンバやハンノキなどのカバノキ科の花粉症がある場合、
  大豆アレルギーを起こす可能性があります

さまざまな利点もありますが、デメリットもある豆乳。

 ◎1日の摂取量は、コップ1杯(200ml)に留める
 ◎豆腐や納豆などの大豆製品を食べた場合は、飲むのを控えめにする

飲んだら、腹痛や下痢、ガスによる膨張感があるようなら、2週間ほど摂取を控えてください。

それで症状が治まり、再開するとまた同じような症状が出るのであれば、身体に合ってないのかもしれません。

無理をして豆乳で足りない栄養素を補おうとせず、他の食べ物で摂るようにしましょう。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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