前回、豆乳にふくまれる栄養素や効果、摂取するメリットをお伝えしました。
だからといって、大量に摂取することで発生する問題もあります。
では、どんなことが挙げられるでしょうか?
【デメリット】
●ホルモンバランスの乱れ
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造を持ちます
不足気味の場合は役立ちますが、過剰に摂取するとバランスが乱れます
生理不順や月経過多、胸の張りが強くなるなどの症状が出ることも…
乳がんのリスクを高める可能性も指摘されています
●肌荒れ、吹き出物が出やすくなる
上記のホルモンバランスの乱れが原因です
増えすぎた女性ホルモンとのバランスを整えようとして、
男性ホルモンのレベルを上げようとする働きが起こります
皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まり、肌の炎症が起こりやすくなります
●甲状腺機能の低下のリスク…〈女性の場合〉
大豆にふくまれる 『ゴイトロゲン』 という成分は、過剰摂取すると
甲状腺ホルモンの生成を阻害する可能性があるとされています
代謝の低下、倦怠感、体重増加などの症状を起こします
●男性ホルモン(テストテロン)の活動が抑制される…〈男性の場合〉
適量であれば、AGA(男性脱毛症)の予防に役立つ可能性がありますが、
過剰に摂取すると、筋肉量の減少や性機能の低下に繋がるリスクがあります
●下 痢
便を柔らかくする効果のあるマグネシウムがふくまれているため、
摂り過ぎると下痢を引き起こすことがあります
●消化不良
緩やかの吸収され腹持ちが良いという事は、消化されにくいということです
大量だと、胃腸に負担をかけてしまうことになります
長く腸に留まることで発酵し、ガスが発生する原因となります
●カロリーオーバーで太ってしまう
無調整のもので、コップ一杯あたり約90kcal
飲みやすくするための砂糖などを添加した調整豆乳だと、約130kcal
コーヒーや抹茶、果汁を混ぜたものだと、高いもので150kcal
お茶碗1杯分のご飯が約234kcal なので、摂り過ぎは太る原因に…
●アレルギーを発症する可能性がある
少量だと何事もない場合でも、大量に摂取すれば、
アレルギー症状を発症することがあります
特に、シラカンバやハンノキなどのカバノキ科の花粉症がある場合、
大豆アレルギーを起こす可能性があります
さまざまな利点もありますが、デメリットもある豆乳。
◎1日の摂取量は、コップ1杯(200ml)に留める
◎豆腐や納豆などの大豆製品を食べた場合は、飲むのを控えめにする
飲んだら、腹痛や下痢、ガスによる膨張感があるようなら、2週間ほど摂取を控えてください。
それで症状が治まり、再開するとまた同じような症状が出るのであれば、身体に合ってないのかもしれません。
無理をして豆乳で足りない栄養素を補おうとせず、他の食べ物で摂るようにしましょう。
IZATO整体院
村瀬 美幸