月経前症候群を栄養面から改善させる方法⑦

updated: 2024年3月23日

生活面で改善していくことは、まずは『睡眠』です。

身体は、寝ている間に修復が行われています。

ただし、全ての修復が同時進行で行われているわけではありません。

最初の4時間で、翌日からの可動に影響してしまう部分を優先的(緊急)にメンテナンスしていきます。

その後、2~4時間かけて、細かい部分のメンテナンスが行われるのです。

常に4~5時間睡眠の場合、とりあえず何とか動けるようになっているだけ・・・
身体は疲れを蓄積していくことになります。

また、脳にも老廃物が溜まって、十分な排出が出来なくなっていくため、さまざまな不調へと繋がっていきます。

脳は、ホルモン分泌の指令を出すところです。

脳の働きが悪くなり、指令が乱れれば、ホルモンバランスは崩れ、生理前不調・月経の乱れへと繋がります。
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理想の睡眠時間は7時間。
難しい場合は、せめて6時間半は眠るように心掛けましょう。

『消化』も、眠っている間に行われます。

この場合の『消化』は、『小腸での栄養素の吸収』 です。

食べたものは、平均3時間かけて、胃で溶かされます。
その後、十二指腸・小腸へと送られ、7~9時間かけて、栄養素を吸収します。

食べてから3時間待たずに眠ってしまう
=小腸にまだ食べ物が届いていないので、栄養素がしっかり吸収できない、という事なのです。

帰宅が遅く、食べてから3時間待っていたら睡眠時間が削られてしまう!場合は、
せめて、2時間経ってから眠るようにしましょう。

睡眠は、『質』も大切です。
 ・入浴後の体温が下がっていくを利用して眠りやすくする(夏場で1時間半、冬場で1時間くらい)

安静(副交感神経)を優位にするため、
 ・部屋の照明を薄暗くして、入眠スイッチが入りやすいようにする
 ・寝ながらスマホの画面を見ない(1時間前には触るのを止めましょう)

睡眠時間が短いと、身体の代謝が悪くなり、肥満の原因にもなります。
早寝・早起きを心掛け、しっかり眠るようにしましょう。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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