月経前症候群を栄養面から改善させる方法⑥

updated: 2024年3月19日

次は、【ビタミン類・ミネラル類】です。

肝臓の働きを良くするために必要なのは、アミノ酸(たんぱく質)の他に、
 ビタミンB群と、抗酸化物質(ビタミンA・C・E、セレン、グルタチオン)です。

その肝臓の中の、『解毒システムを促す回路の働き』 に欠かせないのは、
 ビタミンD・B9(葉酸)・B12・A・E・Kとなります。

ビタミンDを、体内に摂り込みやすい 『活性化』 状態にするためには、亜鉛が必要。

前の記事で、亜鉛には多くの働きがあることを述べました。

その亜鉛の、活性化と吸収には、ビタミンA・Cが必要なのです。
(鉄を効率よく吸収させるためにも、ビタミンCが要ります。)

マグネシウムは、体内で300種類もの酵素反応に関わり、その働きを助けます。
神経の興奮を抑える働きもあります。

カリウムは、体液のPHバランスを保ち、塩分の摂り過ぎを調整してくれています。
利尿作用があり、血圧の上昇を抑えてくれるのです。
※腎臓機能に問題があり、医師から食べるものの制限を言われている方は、摂り過ぎないように。

ナトリウムは、血液・体液の濃度を調整する働きがあります。

肝臓の働きで述べた、セレンは、抗酸化作用だけでなく、甲状腺機能にも関わるのです。

このように、ビタミン類・ミネラル類は、互いの活性化・吸収を良くするために必要であり、さまざまな働きをしているのです。

身体のために、積極的に摂るようにしましょう。

では、自分はどの栄養素がと足りていないのか?

これがわかる目安になるのを、お伝えしますね。

実は、『食べたい!』 と思うものと、『身体が本当に必要としている栄養素』 は、違っている場合があるのです。

  ●甘いもの・パン・・・・たんぱく質(疲労が原因)

  ●チョコレート・・・・・・マグネシウム(疲労の最上級)

  ●辛いもの・・・・・・・・・亜鉛・たんぱく質(ストレスが原因)

  ●しょっぱいもの・・・・ミネラル類(副腎の疲労)

  ●氷(飴・せんべいなど、硬いものをガリガリ齧りたい)・・・鉄分
  ※コーヒーも欲しくなりますが
    …ふくまれている『タンニン』が吸収を妨げるので、実は逆効果に

  ●揚げ物・ジャンクフード・・・カリウム(むくみが原因)

  ●酸っぱいもの・・・・・・・・・・クエン酸(胃の疲れ)

  ●アイスは・・・水分不足ですね

参考にしてみてください。

栄養素の面での大切なことはお伝えしました。
次回からは、生活面での大切なことをお話していきますね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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