月経前症候群を栄養から改善する方法④

updated: 2023年12月2日

では、具体的にどのような『栄養素』が必要なのでしょう。

まずは、【たんぱく質】です!

働く女性の場合、実に『89%がたんぱく質不足』だと言われています。

 たんぱく質の一日の推進摂取量は50g

50gくらいなら・・・と思うかもしれませんが、これには落とし穴があるのです。

肉だったり、魚だったり、
食べたものは100%たんぱく質で出来ているわけではなく、他の栄養素もふくまれています。

『たんぱく質として口にした食べ物』 から、消化・分解されて、

『体内で、使うことが出来る形のたんぱく質』 になるのは、実は【2割】程度にすぎません。

そのため、一日50gのたんぱく質を摂るために、本当に必要な量は【250g】なのです。

結構な量ですよね。
やみくもに摂るのではなく、効率よく摂取されるようにしなければいけません。

【3食に分けて食べる】
 たんぱく質は一度に分解・吸収される量に限りがあります。
 (筋肉をつけたい人だと、少量を一日に5~6回に分けて食べたりしますよね)
 朝50g・昼100g・夜100g…と考えると、食べやすくなりますよ。
 プロテイン(高濃度の人工的なもの)は、腎臓に負担がかかりやすいです。

【一緒に炭水化物(ご飯)を摂る】
 エネルギーの元となる「糖質」が入ってこないと、
 せっかく摂ったたんぱく質は糖質へと変換されてしまいます。
 エネルギー(ATPと呼ばれます)は、
 身体の中のあらゆるところで使われる「共通通貨」で、必要なものだからなのです。
 たんぱく質としては、吸収されにくくなってしまいます。

【肉類や魚類で摂るようにする】
 人間は「動物」です。
 植物性のものは、吸収されにくくなっています。
 分解の工程も多くなり、余分なエネルギーを使うことになって、酵素やミネラル類も消費するからです。
 肉類には私たちと同じ、身体を作るために必要な、ビタミン類・ミネラル類もふくまれています。
 可能な限り、肉類・魚類・鶏卵で摂るようにしてください。

鉄分不足の場合、肉類が苦手で食べたくなかったり、小食で必要な量を食べれなかったりします。
次回は、鉄分・亜鉛などのミネラル類やビタミン類について、お話ししますね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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