ストレスが身体に及ぼす影響

updated: 2023年8月31日

ストレスがかかった時、身体の中で何が起こっているのでしょう。

まずは、脳の『偏桃体』が興奮します。

戦うのか、逃げるのか…不安や恐怖をつかさどる部位です。

この時、身体は交感神経が優位になっています。

この後、幾つかの工程を経た後、『海馬』が機能します。

『海馬』は、過去の情報をつかさどる部位です。

過去の情報を駆使して、不安や恐怖を打ち消していくのです。

しかし、過度なストレスが掛かり続けると、副腎から『コルチゾール(ストレスホルモン)』が分泌される影響で、海馬は機能しなくなっていきます。

そうなると、不安や恐怖は止まらなくなってしまいます。

このような状態のときに、カフェインや砂糖が入るとどうなるでしょう?
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カフェインや砂糖は、交感神経を優位にする働きがあります。

偏桃体の興奮によって、交感神経が優位になっているところに、更に優位になる物質を摂取する…

海馬はますます機能しなくなり、不安と恐怖は止まらなくなります。

ストレスに対して抵抗力を上げるために、カフェイン・砂糖(主に白砂糖・三温糖・ザラメ)を絶つようにしてみてください。

 ※白砂糖は、精製されることでミネラル分を全くふくまなくなり、血糖値の急上昇を招きます
 ※三温糖・ザラメは、白砂糖をカラメル色素で着色しているだけだからです

また、適度な運動をすることも効果があります。

身体を動かすことで、『オピオイド(天然の精神安定剤)』が脳から分泌され、ストレスを和らげてくれるからです。

早足で歩く、軽い筋トレが効果が高いですが、無理な場合は、ウォーキングやストレッチだけでもしてください。

仕事や対人関係、さまざまな場面でストレスは掛かるため、完全に取り除くことは出来ませんが、
反応を小さくすることは出来ます。

頑張って、カフェイン・砂糖を控えるようにしてみてください。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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