栄養不足でうつ、判断力低下etc…の危険性②

updated: 2023年6月29日

栄養素が不足すると、このような症状が起こりやすくなります。

【糖質(炭水化物)】⇒うつ、身体が重い、筋力低下、記憶力の低下

 エネルギー不足が起こると、生命維持(脳や心臓の活動)を最優先しようとします。
 結果、日常の活動に使用するエネルギーは制限されることに。
 身体が重だるい、動くことが億劫になる、外出したくない、となり…鬱へと繋がっていきます。 
 足りない糖質を、たんぱく質(筋肉)を分解して補おうとするため、筋肉がやせ細ります。
 また、たんぱく質分解時に出る毒素(アンモニア)を無害な尿素に変換するため、肝臓に負担がかかります。

【たんぱく質】⇒集中力の低下、やる気が出ない、肩こり、腰痛、イライラ、太りやすい、免疫力の低下

 筋力の低下と、それに伴って基礎代謝が低下することによって太りやすくなる。
 血行不良が起こり、肩こり・腰痛が起こりやすくなる。
 神経伝達物質(ドーパミン・セロトニン)が脳内で不足し、集中力・思考力が低下、
 やる気が出ない、ぼんやりすることが増える、イライラする。
 貧血やむくみ・免疫力が低下し、体調を崩しやすくなる。
 ※過剰に摂取すると、消化時の老廃物が増えて、腎臓に負担がかかります。

【脂質】⇒イライラする、不安になる、ストレスを感じる、肌荒れ、免疫力の低下

 細胞膜の機能(細胞に栄養を摂りこむ・老廃物を排出する)が低下します。

 結果、免疫機能の低下や、肌荒れ・髪の毛のパサつきを引き起こします。
 脂質とともに吸収される、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の不足が起きる。

 脳の脂質不足が起こります(脳の約65%は脂質で出来ているため)
 ささいなことでイライラする・不安になる・ストレスを感じるようになるなど、

 脳が正常に機能せず、精神的に不安定となり、気分障害を引き起こします。
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【ビタミン群】⇒髪、肌、爪の質が悪くなる、疲れやすい、目が見えにくくなる
 ビタミンには、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)と、
 水溶性ビタミン(B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)があります。
 それぞれの役割や不足で出る症状はありますが、このような症状が出たら、不足を疑ってください。
  ・髪の毛が細くなる
  ・疲れやすくなる、疲れがとれにくくなる
  ・爪がもろくなる
  ・肌や唇が荒れる(ニキビ・吹き出物・口内炎・口角炎など)
  ・顔がてかる、赤みが出る
  ・薄暗いところだと、周囲が見えにくいと感じる
  ・鼻の中が乾燥する、鼻血が出やすくなる
  ・イライラする
 ※脂溶性ビタミンは、過剰に摂取すると、頭痛や吐き気がおこる場合があります

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