梅雨入りして、湿気が増えてきましたね。
満員電車の中で、気分が悪くなったりしていませんか?
・・・貧血でなく、熱中症を起こしているのかもしれませんよ。
湿気が多くなると、暑くて汗をかいても蒸発しづらくなるので、
体内にこもった熱を逃がしにくくなっているのです。【梅雨型熱中症】
満員電車に限らず、エアコンがよく効いていない室内で過ごすのも注意が必要ですし、
屋外にいる時でも、湿度が高いと汗をかきづらいので、熱中症を起こしやすいのです。
少し休めば落ち着くから、と症状を軽く考えていると、
知らず知らずのうちに、身体のダメージが蓄積していることがあります。
その結果、何度も熱中症を繰り返すことに。
熱中症のダメージは、脳の神経細胞にも影響を及ぼします。
集中力・記憶力・認知能力の低下や、脳に霧がかかったような状態(ブレインフォグ)、
今まで覚えていてスラスラと喋れていたことが、言葉として出てきにくくなる言語障害など。
このような後遺症に悩まされることがあるのです。
(回復には、最低3週間はかかります)
また、日中、暑い環境にいたときは何ともなかったけれど、
6~10時間後に、めまい・だるさ・吐き気などの熱中症の症状が出るケースも増えています。【時間差熱中症】
夜や翌朝に体調不良を起こしたので受診したら熱中症だった、ということが約1/3を占めているそうですよ。【夜間熱中症】
【時間差熱中症の対策】
・帰宅直後、部屋のクーラーの設定温度をいつもより低めにして、短時間で身体を冷やす
・冷水や経口補水液500mlを、30分くらいの時間をかけてゆっくり飲む
(一気に飲むと、利尿作用が働き、塩分が排出されてしまうため逆効果に)
・ミネラルや抗酸化作用がある夏野菜(トマト、キュウリ、ナスなど)を食べる
【夜間熱中症の対策】
・寝る前にも水分補給をする
(寝ている間も、コップ2~3杯の汗をかくためです)
・エアコンを朝までつけっぱなしにする
(室温が25度を下回らず、28度以上にならない温度に設定する)
まず、熱中症を起こしにくくすることも大切です。
・睡眠をしっかりととる
・朝ご飯を食べる(具だくさん味噌汁やお茶漬けなど、食べやすく胃に負担がかからないもの)
・水分をこまめに摂る
・ゆったりとした服装にする
梅雨と、これから訪れる夏の暑さに負けないように、体調を整えて対策しましょうね。
IZATO整体院
村瀬 美幸