眠るにもエネルギーが必要です

updated: 2023年7月18日

身体は、一日(24時間)のサイクルの中で、測りきれないほどの数の作業を体内で行っています。

食べたものを消化・吸収したり、使いやすい栄養素になるように分解したり。

ホルモンの分泌を促すように伝達したり、そのホルモンを生成し、古くなれば排泄もします。

一例を挙げれば、
夜になれば、眠るために『メラトニン』というホルモンが分泌されますし、
目覚める前には、覚醒のために『コルチゾール』というホルモンが分泌されます。

そのような一連の作業のときに使われるのが、ミトコンドリア(細胞)が生産する、
【ATP】というエネルギーです。

《ATPの生産量が多い=体力がある》ということなのです。

この【ATP】は、体内の全ての代謝に使われます。
共通通貨(お金)のようなものだと考えてください。

さまざまな代謝の中でも、金額が高いのが、『解毒』や『炎症(火事)の緩和』などの作業になります。

『炎症』とは、
身体に異変が起きたときに、免疫系が身体を守ろうとして攻撃する働きのことをいいます。

免疫システムですので、ウィルスや菌の侵入・アレルギー物質の除去はもちろんなのですが、

 ・慢性的なストレス
 ・糖質(砂糖)やカフェインの摂り過ぎ
 ・加工食品の食べ過ぎ

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このような処理にも関わり、ATP(お金)を必要とします。

不摂生を重ねていると、解毒と炎症緩和のために、ATP(お金)はどんどん使われていきます。
体力がなくなっていくのです。

そうなると、眠る(メラトニンを分泌する)ために必要な、ATP(お金)=体力が無くなり、支払いが滞ることになります。

ATP(お金)を受け取れなかったことで、自律神経はバランスよく働くことが出来なくなり・・・

結果、眠れない・眠りが浅い・一度目が覚めるとなかな寝付けない、ということが起こるのです。

 ・砂糖とカフェインを摂らないようにすること
 ・加工食品を避け、食生活を見直すこと(腸内環境の改善)
 ・生活リズム(同じ時間に起床する、朝日を浴びる)を改善する

まずは、出来ることから改善していきましょう。

ATP(お金)が足りなく(支払われなく)なることで、影響が出ることは他にもまだあります。
次回は、そのことについてお伝えしますね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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