貧血（鉄不足）の時は、この３つを積極的に摂りましょう。

【鉄分】
鉄分は、動物性の『ヘム鉄』と、植物性の『非ヘム鉄』の２種類があります。

私たち人間は『動物』なので、動物性の『ヘム鉄（二価鉄）』の方が、吸収率は高いです。

一方、植物性の『非ヘム鉄（三価鉄）』は、胃で二価鉄に一度還元され、吸収されにくい形になることが必要になります。

どちらも、小腸で吸収される時には、三価鉄へと還元された後、吸収されていくのですが、
『非ヘム鉄』は還元の回数が多いので、余分なエネルギーを消耗することになるのです。

吸収率も２～５％と低く、動物性の吸収率１０～３０％とかなり違ってきます。

ですが、たんぱく質やビタミンC、クエン酸（お酢）と一緒に食べることで、吸収率を上げることは出来ます。
工夫をして摂るようにしましょう。

〈ヘム鉄〉
煮干し、レバー、アサリ、シジミ、牛もも肉などの赤身の肉、カツオ・マグロ・サンマ・サバなどの赤身の魚、赤貝、めざし、砂肝など

〈非ヘム鉄〉
レンズ豆、がんもどき、納豆、小松菜、枝豆、ひじき、厚揚げ、サラダ菜、そら豆、水菜、大根葉、ほうれん草、ブロッコリー、胡麻など

　　※非ヘム鉄と一緒に摂ると吸収率を下げるもの※　（過剰に摂取しなければOK）
　　　・コーヒー、紅茶、緑茶…タンニンが原因　食事の時は水や麦茶で
　　　・玄米…フィチン酸が原因
　　　・芋類、ゴボウ、キノコ類…非水溶性の食物繊維

【たんぱく質】
鶏肉・豚肉・牛肉などの肉類、マグロ・カツオ・サバ・アジ・鮭・たら・鯛・タコ・イカなどの魚介類、鶏卵

　ハムやソーセージなどの加工食品は、添加物の問題があるので避けましょう。
　また、チーズ・ヨーグルト・牛乳などの乳製品も、日本人は体質的に受けつけにくいです。

【ビタミンＣ】
赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、豆苗、キウイフルーツ、菜の花、イチゴ、ネーブル、レモン果汁、キャベツ、ジャガイモ、サツマイモなど

鉄分は、赤血球が全身に酸素を届けるために必要な栄養素です。

ですが、サプリなどで鉄分だけを多く摂り過ぎると、他のミネラル（亜鉛・銅・カリウム・マグネシウムなど）とのバランスが崩れてしまいます。

頑張って、食べ物から摂るようにして、それでも足りなければサプリなどで補うようにしてください。

IZATO整体院
村瀬　美幸