美容健康のかなめビタミンDの摂り方②

updated: 2023年4月14日

身体にとって大切なビタミンDですが、太陽光を浴びる以外では、体内で独自で作りだすことが出来ません。

その場合は、食事で外から摂り入れる必要があります。

自然界に存在するビタミンDは、

【ビタミンD2】…マイタケやキクラゲなどのキノコ類(植物)
【ビタミンD3】…鮭やウナギ、サンマ、イワシなどの脂肪の多い魚の魚肉や肝臓・イクラ、筋子(動物)

これらから摂ることになります。(D1は現在、欠番になっています)

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よほど好きなかたでないと、キノコ類や脂肪の多い魚を、毎日ある程度の量を摂るのは大変です。
青背の魚に限定すれば、オメガ3(DHA、EPA)もしっかり摂れそうですが…
イクラや筋子だと、プリン体(痛風の原因)を摂り過ぎてしまいます。

摂取したビタミンD類は、肝臓で変換→腎臓へと運ばれ、『活性型ビタミンD3』となり、代謝されて働くことを(1)でお伝えしました。

この時に、キノコ類にふくまれるビタミンD2は、一度ビタミンD3に形を変えてからでないと肝臓で変換されないので、活用がしにくいです。

ビタミンDに関しては、食事やサプリメントで摂取する場合、過剰に摂り過ぎてしまう可能が出るとも言われています。
  ・脂溶性ビタミンであるビタミンDは、排泄されにくい
  ・過剰になると、血液中のカルシウムやリンの濃度が上がる
  ・腎臓や筋肉にカルシウムが沈着したり、軟組織の石灰化が起こったりする

これは、厚生労働省が出している摂取基準値が、「くる病」予防のために必要な量に設定されているためです。(8.5μg)

免疫向上などのことを考慮すると、実際は、4000~5000IU(100~125μg)が必要になります。

一度に食べる量から摂取分量を考えると、過剰になる心配はあまりしなくていいということになってきます。

こうなると、食べ物からビタミンDを得るのは、なかなか大変なことが分かります。

しかし、太陽光(紫外線)を浴びて作りだされるビタミンDは、体内に取り入れる時に、必要に応じて量が調節されるようになっているのです。

日光に当たり過ぎたことで、過剰になることがないので、心配する必要もないのです。

すごいですよね。
活用しないなんて、もったいないことです。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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