サラサラ汗が体調を整えます

updated: 2021年5月20日

最近、”良い汗”をかく人が減りつつあります。

その原因として挙げられるのが、エアコンの普及。

安定した室温の中で過ごすことができるようになり、汗をかかない生活を送るようになったためです。

本来、人間には長時間暑いなかにいると、大量の汗を出して体温を調節し、暑さへの不快感を減らす機能がそなわっています。

徐々に気温が高まる環境にいると、自然にこの機能が高まっていくのです。

しかし、一日中冷房の中にいると、切り替えがうまくいかなくなってしまいます。

また、汗をかかない生活をしていると、汗腺の数が減り、汗をかきにくい体質になってしまうのです。

汗の量が減ると、体温調整機能が悪くなるだけではありません。

ホルモンバランスも崩れ、免疫力も低下してしまいます。

また健康な汗腺の場合、ミネラルを吸収して血液中に戻す役目があるのです。

ですが、汗腺の機能低下が起きていると、いざ汗をかいたとき、水分と一緒にミネラル分も放出してしまいます。

結果、ベタベタとした汗をかき、臭いの元となる”悪い汗”となるのです。

この状況を放置しておくと、体の生理機能が狂います。

体が重く感じたり、疲れが残るなどの体調不良を引き起こすのです。

普段からちゃんとした汗をかくことができていると、汗腺が水分のみを吸収し、サラサラした”良い汗”が出ます。

このサラサラした汗は、臭いやべたつきが少なく不快感もありません。

さらに、このような効果もあるのですよ^^

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・疲労物質を流す

・自律神経のバランスを整える

・カロリーを消費する

・肌を保護する

“良い汗”をかく体づくりのためにも、エアコンに当たらない時間を作る、適度な運動することを心掛けるようにしましょう。

我慢しすぎての熱中症には、じゅうぶん気をつけてくださいね!

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