妊娠中の腰痛

updated: 2020年11月6日

妊娠中に腰を痛められ、出産後にかなりひどくなられてから来院されるケ-スが、非常に多いことに気がつきました。

妊娠中の腰痛の原因としては、

おなかが大きくなることによる力学的(腰の反りが強くなるため腰椎、骨盤にかかる負担が大きい)要因と、

ホルモンによる影響が考えられます。

妊娠中や生理前には、卵巣ホルモンの一種である「リラキシン」というホルモンが分泌されています。

このホルモンは、骨盤の筋肉や靭帯、恥骨結合(繊維軟骨)等を、緩める作用があります。

出産時は、赤ちゃんが産道をスム-ズに通れるよう、骨盤の関節をやわらかくしてくれるのです。

このホルモンの影響で、靭帯が過剰に緩んでしまい、関節は可動域が広がります。

特に、仙腸関節は緩みすぎると、なかなか修復することは出来ません。

緩んでしまった関節をカバ―するため、筋肉には過剰なストレスがかかり、硬くなります。

体重が増え、力学的に腰の反りがきつくなるため、さらに痛みは増します。

カイロプラクティックの治療では、うつぶせになることが多いこと、

妊婦さん自身が、カイロの治療は怖いもの…という思い込みから、なかなか妊娠中に来院しようというかたが少ない、というのが現状です。

カイロプラクティックの治療の中で、SOTテクニックというのがあります。

緩んでしまった仙腸関節をしめ、安定させる、抜群の効果があります。

当院では、出産後にこの治療をうけられ、腰痛が改善された方がたくさんおられます。

最大の利点は、妊娠中おなかが大きくても、仰向けのままで治療ができること。

安全でソフトですので、身体に負担がかかりません。

カイロの本場アメリカでは、妊婦さんも子供も普通に受診されていますよ。

大阪市浪速区難波 小顔矯正IZATO整体院

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