インド思想の考えに三性説というのがあります。
    善(性善説)と悪(性悪説)と無記
    
    無記は善でも悪でもないという意味です。
    
    人も物ももともと無記であると悟ったのが釈迦(ブッダ)です。
    
    例えば、包丁は存在そのものはだだの物ですが、人を傷つければ
    
    悪になるし、美味しい料理を作って喜んでもらえたら善になります。
    
    放射能は医療に使われ、命を助けますが、爆弾になって多くの人の命を奪うこともあります。どんなものでも使い方しだいで善にも悪にもなります。三性説は私たちに何を教えてくれるでしょう。
    
    もともと無記である私たち人間が時に善になり、時に悪になります。
    
    私たちは多かれ少なかれ誰でも罪を犯すし、知らずに人を傷つけます。
    
    しかしその人の存在自体は善でも悪でもないのです。
    
    人や物事を一面だけを見て判断するのではなくいろんな角度から見てみると全然違った世界が見えるかもしれません。
IZATO整体院・大阪なんば店