美容健康のかなめビタミンDの摂り方①

updated: 2023年4月14日

紫外線の強さを感じる季節になってきましたね。

日傘やUVケア商品を使って、紫外線対策をされている方も多いのではないでしょうか?

でも、ガードし過ぎてしまうのは少し考え物です。

ビタミンDが、太陽光(紫外線)を浴びることで、皮膚の中でも生成されるからです。
(合成されるのは、ビタミンDの前駆体です。これが、体温によってビタミンD3となります)

ビタミンDは、身体に不可欠な脂溶性ビタミンの一つです。

 ●カルシウムとリンの吸収促進、代謝に関与
 ●骨の形成と、成長の促進(カルシウムだけでは、骨は丈夫にならないです)
 ●歯の形成
 ●血中カルシウム濃度の調節
 ●遺伝子の働きを調節(免疫の向上・糖尿病の予防・発ガンの抑制)
 ●抗炎症作用
 ●免疫細胞の調整(インフルエンザや風邪の予防・花粉症などのアレルギーの鎮静効果)

また、近年では、『筋力の維持』にも関わっていることが分かってきています。

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血中のビタミンDレベルの低いと、『サルコペニア』…加齢にともない筋肉量・強さが低下する症状の発症リスクが高まることが、研究で確認されました。

ビタミンD不足だと、転倒のリスク・骨折による寝たきりのリスクを高めると考えられているのです。

摂取したビタミンD類は、肝臓で変換されます。
その後、腎臓へと運ばれ、『活性型ビタミンD3』となり、代謝されて働きます。

この『活性型ビタミンD3』を受け取る受容体が、全身の臓器の細胞で見つかっているのです。

国内外の複数の研究で、さまざまな健康状態との関連も報告されています。

2型糖尿病や心疾患の発症リスク、甲状腺機能亢進症、うつ、認知症、男性不妊など。

まだ研究中のため、どのように疾患と関係するのか、解明されていない部分も多いのですが、

全身の臓器で受容体が存在しているということは、それぞれの臓器の『恒常性』を維持するために、なくてはならない栄養素であることが考えられるのです。

 ※恒常性…死なないように身体を一定の状態に保ち続けること

日本人のビタミンDの欠乏・不足は、男性で72.5%、女性で88%にもなります。

こんなにいろいろな役割を持つビタミンDが、太陽光を浴びることで得られます。

食べ物からも摂取は出来るのですが…それについては、(2)でお話しますね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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