「たるみ」のメカニズム

updated: 2020年11月6日

お腹がポッコリと出る,ヒップにハリがなくなって下がる,二の腕がプルプル

悩まれている方は多いと思います。

体重の増加や体脂肪率が高くなるのは、皮下脂肪や内臓脂肪が増えていることが原因

たるみはBMI(体格指数)や体脂肪率が標準範囲内の方にも見受けられます。

大きな原因は「筋肉の衰え」

筋肉をたるませる原因物質EMCL(筋細胞外脂肪)が筋線維の中に入り込むことで起こるのです。(牛肉の霜降りと同じです)

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筋線維は一つの束になり、一本一本はバネのようになっていて収縮するときに力を発揮します。

また、筋肉は使っていない時でも収縮して皮下脂肪や皮膚をつり上げ、重力で下がらないようにしています。

しかし、EMCLが筋線維に入り込むとバネが機能しなくなるので収縮する力が弱まり、皮下脂肪や皮膚をつり上げる力も弱くなって…たるんでしまうのです。

では、何故EMCLが出来るのでしょう?

先程も述べたように筋肉は使っていない時でも収縮しています。

消耗の激しい組織で、常に新しい細胞と入れ替わっているのです(身体を全く動かさないと一日1%減少します)

その新しい筋肉の素となるのが「筋衛星細胞」と呼ばれるものなのですが、「筋衛星細胞」が筋肉へとなるためには筋肉を伸び縮みさせる動きによって分泌される成長因子が欠かせないのです。

運動不足などで筋肉の収縮を怠っていると成長因子は分泌されません。

すると、「筋衛星細胞」は筋肉へと成長できず、EMCLへと変化してしまうのです。

また、無理なダイエットによる「たんぱく質不足」も筋肉のEMCL化を促進させる危険性があります。

材料となるたんぱく質が足りないと筋肉がやせ細るだけでなく、”成長因子”の分泌も減少するからです。

良質なたんぱく質は摂取するように心掛けましょう。

大阪市浪速区 難波 小顔矯正・顔歪み矯正IZATO整体院

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